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先日、倅の日曜参観に参加する機会があった。小学一年生の算数で立方体の展開図に関する授業だった。黒板に立方体の展開図が四種類示され、その中からさいころの形になるものを選ばせるという問題で、四種類の展開図にはそれぞれ番号がふってあり、まず初めに、そのうちのどれが立方体になるか多数決がとられた。観ている親たちもどこまで正解しているのかあやしいものだったが、一番から三番まで、それが立方体になると判断した児童は圧倒的少数で、4番のみ、全員一致で立法体になるという結果だった。その後、実際にそれらの展開図を紙で切り取って児童に立法体を作らせ、正解を納得させるという内容だった。
これは、物事の形が複雑になると多数決では決して正解が得られない見本のようで印象的だった。つまり、多数決の結果は誤答であり、“全て立法体になる”が正解なのだが、そのように判断したのは極めて少数であり、一割に満たない。
結局、問題が煩雑になると、正しい判断はごく少数の賢者の間でしか共有することができないのである。にもかかわらず、それらを合議制の名のもとに多数決で決めればどうなるか。ここに議会制民主主義の限界がある。人気投票で政治が良くなるはずがないのだ。まあ、当たり前の話ではあるのだが。
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