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北方領土は煮詰まって来た 〈引き分け〉の意味合いは深い

 投稿者:根保孝・石塚邦男  投稿日:2018年11月18日(日)08時21分46秒
返信・引用 編集済
  まず平和条約締結だなぁ。
てないと問題は進まない。
返還が先ではロシアはうんとは云わないだろう。
安倍さん、腕の見せどころだ。
平和条約締結、そのあと歯舞諸島、積丹返還そしてプラス・アルファだろう。国後島、択捉島の元島民への希望も残してやらねばならない。

プ-チン大統領も安倍総理も〈引き分け〉の意味合いを真に理解して折り合いをつけたのだ。
二国の共同管理、主権の帰属、経済的恩恵の範囲、など課題は残して、どう決着するか。

安倍総理とプ-チン大統領の信頼関係が決着したドラマを見られそうだ。

煮詰まって来たようだ。

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北海道短歌年鑑の原稿依頼される

 投稿者:根保孝・石塚邦男  投稿日:2018年11月16日(金)08時17分30秒
返信・引用
  年一度発刊される「北海道短歌年鑑」に載せる各雑誌の総覧、私への依頼は6雑誌ほど、決められた枚数で紹介するもの。

締め切りは来年1月中ころまで。「ときわ短歌」の評論の合間、仕上げます。

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「petanu」29号(旭川市)その1 故郷旭川に寄せる切ない望郷の心は成田福裕「無限故郷」、岡田雅勝「円空の生涯④」は貴重な力作

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年11月14日(水)21時02分10秒
返信・引用 編集済
  旭川市には、かつて昭和30年代、40年代に「冬濤」という優れた創作の同人誌があった。北海タイムスの記者であった木野工の芥川賞候補作品など記憶に新しい。旭川では評論の亀井勝一郎など光る存在があった。この「petanu]の主要同人石川郁夫も当時の主な書き手として記憶している。

・成田福裕「無限故郷」は、現多在房総半島に居住する作者が、
生れ育った旭川の地を懐かしく回想する場面から始まる。
全国から旭川の地に集まって住民となった者たちは、
それぞれ本州各地に故郷の思い出を胸に抱いている。
そういう旭川の地で幼少年期を過ごした作者が、
一度は書かねばならない作品であったろう。
100枚の力作には、故郷の旭川に寄せる作者の
切ない望郷の思いが隅まで行き渡っているのが切ない一編である。

・斎藤秀世「風待草」は、庭の梅が満開になると、
多美子は17年前に亡くなった夫の京太を思い出す。
風待草とは、梅の異称で俳句の季語のひとつ。
開業医であった京太は70歳を期に診療所を畳んだ。
定年は70歳と決めていてその通り実行した京太は、
二人で海外旅行しようと前々から計画、その通り実行し
翌年亡くなったのである。そんな晩年の夫の姿を
小説を書きだした妻の側から描いた作品である。
風待草は、亡くなった夫の京太が愛したものであった。

・岡田雅勝「円空の生涯④」は力作の連載四回目。
このような円空物の力作は今時珍しい。
まとめて出版すると円空人気に火をつけそうだ。

・詩作品は、こうむらちさと、森夏生、沓澤章俊の3人。

   昼を持て余して
   鴉は夜を望む
   だからわかりやすく黒色  (こうむらちさと「自衛」)

   百十年の時を越えて
   その懐に石狩川を抱き続けてきた母なる旭橋 (森夏生「濁流」)

   わたしはわたし
   あなたはあなた
   道は道
   雲は雲
   それはほかのものを意味しない  (沓澤章俊「それがそのまま」)

  ・一言気づいた点を指摘。詩は語り過ぎると散文になってしまう。
   語り過ぎないことである。

   

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初期化して復帰しました

 投稿者:根保孝・石塚邦男  投稿日:2018年11月13日(火)23時11分57秒
返信・引用 編集済
  どこか触ったらしく、変になり初期化しました。
そのためデータが消去してしまって、
入れ直しです。やれやれ・・・。

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21世紀はアジアの時代だが・・・

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年11月10日(土)19時33分40秒
返信・引用 編集済
  21世紀はアジアの時代。
中国は、21世紀は中国覇権の時代だと自認しているが、中国共産党独裁の国柄では、自由主義、民主主諸国は黙っていないだろう。

中国共産党独裁政治が世界の覇権を握るとき、恐怖政治が吹き荒れることになる。民主主義政治の国体は、ものごとがなかなか決まらず時間がかかるが、国民には大きな恩恵をもたらす。

アジア諸国が穏やかな民主主義の国体になってほしいものだ。中国が民主主義の国体になってゆくことを望むが、果たして既得権益を手にした中国共産党幹部は、民主主義政治的国体に移行することを潔く認めて座を下りるか。ならば、なかなか先行きは難しい。

政治的革命か民衆的革命しか道はないのではないか。
トランプの仕掛けた外部からの経済的締め付けが、どれだけ効果を発揮するか、トランプ効果が中国共産党の解体にどれだけの力を発揮するか、旧ソ連の解体のように、効果を発揮するかは、アメリカを中心とした自由諸国陣営の今後の戦略が鍵を握る。

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ありがとうございます

 投稿者:kaikyoha  投稿日:2018年11月 7日(水)17時29分28秒
返信・引用
  根保様
こんにちは。今日は立冬。寒くなりますね。「海峡派」143号の評、ありがとうございました。ていねいに読んで評してくださり、同人の励みになります。今後ともよろしくお願いいたします。
 

「私人」96号(東京都) その2 男女の機微を描いた心理小説は成田信織「赤い眼鏡」

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年11月 7日(水)17時26分42秒
返信・引用
  ・成田信織「赤い眼鏡」は、ある日、すでに夫を亡くし
独り暮らしの多津の自宅の郵便受けに封筒が投函された。
一見してその差出人の名に記憶がなかったが、間をおいて思い出し、
急いで玄関前へ走り出たが人影はなかった。
多津の子どもが小さい頃、生活の助けにと和服の仕立ての内職をしていた。
その頃呉服屋の担当者だったのが手紙の差出人の藤井。五十年前のことだ。
藤井は反物を届け仕立てた着物を持って帰る役目であった。

手紙には、先日テレビを観ていたら懐かしいお名前を耳にしました。
迷いましたが思い切ってお手紙を差し上げることにした、と書いてあり、
渋谷のライオンという名曲喫茶に毎週木曜日の午後二時間ほど居りますので、
お目にかかれれば、という内容。

多津は、当時、反物を届けにくる七つほど年下の藤井に
いつしか好意を持つようになったのは、
反物を撫でる彼の無骨な指先に気づいたときからだった。
以来、彼の指を見ると胸がときめいたものだった・・。そして・・

このような微妙で屈折した心理小説なのだが、
男女の機微を描かすと一流作家並みのなかなかの作者である。


 

「季刊遠近」68号(横浜市) 田舎の旧家の土俗的な世界を描いた花島真樹子「村にて」は100枚物にして深掘りしたい作品、 年上の女が年下の男に魅かれる微妙は新鮮 小笠原蘭「青空のフリーマーケット」

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年11月 6日(火)23時41分22秒
返信・引用 編集済
  ・季刊発刊でここ10数年でこの号数に達したとは、
中心人物の難波田節子氏らの奮闘を讃えたい。

・小笠原蘭「青空フリーマーケット」は、離婚して八か月、
30歳の<私>は離婚の痛手をいつまでもひきづっていた。そんな<私>に
フリーマーケットに参加しないかと誘いがかかった。
夫が出て行ったあとの2LDKのマンションは広すぎて寒々としている。
食事を作る気にもならず、コンビニで買ったものを食べるような体たらく。
それでも、22歳の整体師のカイトと会う時だけは楽しみで心が躍るが、
30歳のわが身の歳を考えると考えてしまうのだが・・・というような話は
中年女性の侘しさと焦りと虚無感が書けていて現代的ではある。

・花島真樹子「村にて」は興味深いモチーフ、テーマを内蔵した作品だ。
昭和40年代、大学を卒業した<私>は28歳になるのに学生街の喫茶店でウエートレスをして実家から通っている。
30歳になる一郎は常連客でいつしか親しく付き合うようになる。
一郎の実家は東京郊外の大地主。で一郎はあくせく働かなくてもいい身分のようで
時間があると好きな戯曲を書いている。

一郎から結婚して田舎へ一緒に行ってくれないかと言われる。
私は気が進まなくて、二人で東京で部屋を借りて暮らそうと提案するが、
どうしても実家で暮らしたいと言われ、しぶしぶ田舎へついて行く。
そして結婚式を上げたのだが、一郎の両親のほかに
25歳になる美しい妹小夜子が居た。

大きな屋敷の実家の一間を新婚の部屋としてあてがわれたが、
私が作る料理も薄味では田舎の両親の口には合わないらしいし、
寝ていると欄間の隙間から誰かが覗いている気配を感じて不気味だ。
そのことを一郎に言うと、気のせいだ、気にするなと言われとりあってくれない。

しかし、そのうちに、私は一郎と妹の小夜子がただならぬ関係にあり、
その関係を断ち切るため、一郎は私と結婚し、
田舎へ連れて来たことを女の直感で知ることになる。
土俗的な旧家の忌まわしい慣習・・ここには私のいる場所はない・・。
私は村を出て再び東京の学生街に戻り、喫茶店のウエートレスを始める・・。

このような作品なのだが、田舎の土俗的な因習、
旧家の不気味な家族などの輪郭が要領よく描写されているにしても、
この枚数では筋書き紹介程度で浅掘りに終わることになり、惜しまれた。
深掘りして100枚ものに仕立てると持ち味が発揮されそうな才能で残念であった。

それと、題名がぶっきら棒すぎる。
題名は念入りに決めたいものである。
題名も作品のうちなのだ。洒落たのをつけることもないが、
即席ややっつけで題名をつけるものではない。




 
 

今や中国は経済難民の輸出大国 一帯一路政策のカラクリ

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年11月 6日(火)06時31分29秒
返信・引用 編集済
  ・中国のインフレ‐は深刻の度合いを強めている。
物価は毎年10パ‐セントもの値上がりで、
庶民は経済的苦境に喘いでいる。

・もちろん、この物価高を穴埋めするように、
賃金も毎年10パーセント台の値上がりをしているが、
賃金の上昇も物価高に追いつけず庶民の暮らしは悲惨だ。

・この10年間で賃金は3倍に増えたが、物価も3倍以上に上昇した。
安い労働力が魅力であった中国も、今や海外からの進出企業には魅力はない。
中国に進出していた海外企業は、ここ数年東南アジアへ工場を移設シフトしている。
移設が急速に増えている原因は、中国の労働賃金の高騰だ。

・中国に進出していた海外企業が生産設備をより賃金の安い東南アジア諸国に移設
し始めると、中国の労働者は失業の憂き目に遭う。
中国の失業者は、今や100万人単位どころか、
潜在失業者は一億人に上るとも言われている。

・少子高齢化が進んでいて、若年労働者が不足していると思いがちだが、
中国では、その若年労働者でさえまともな職業にありつけない状況なのだ。

・中国共産党は、高度成長期を終えた数年前から失業対策として、
海外事業を大幅に増やし、国内の失業者を海外に渡航させて工事を行う
失業対策を展開し始めた。

・アフリカ諸国、南アメリカ諸国の貧しい国のインフラ整備を行うことを名目に
巨額の貸し付けを行う一方、
それらの工事には中国人労働者を大挙当てる作戦。

・現在、アフリカ諸国のインフラ整備には中国人技術者、労働者が250万人、
マレーシャだけでも100万人、ラテンアメリカ諸国に
数百万人中国人労働者が携わっているという。
中国が援助している諸国のインフラ整備に中国人労働者を投入、
工事完成の暁には、中国人労働者は本国に帰らず、その地にチャイナタウンを造って
住みついてしまうというわけだ。

・なにせ、本国の中国に帰国しても仕事があるかどうか不安。
そんなことなら、各国に居座って将来設計を考えた方が身のためだ、というわけである。

・中国の一帯一路構想は、中国人の拠点造りのための苦肉の策であることが理解できる。
巨額の中国マネーを貸し付けて後進国のインフラ整備を行うとき、
中国人の労働者を本国から大挙投入、工事終了後は、中国労働者は現地に居座るわけだ。

・中国の一帯一路構想は、中国の失業対策事業なのである。
失業者を国内に野放しにしておくと、暴徒と化す恐れがある。
国外事業で労働者を食わせ、事業が終わったあとは、
現地にとどまって中華街を形成させ、中国人による支配を強める一石三鳥の効果狙いである。
 

米国と中国の覇権争いは熾烈 その4 一帯一路戦略は中国の一党独裁帝国主義の世界戦略

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年11月 4日(日)06時42分57秒
返信・引用 編集済
  ・中国は一帯一路政策の世界戦略で何を目指しているのか
それは、漢民族の漢民族による漢民族のための地球的植民地化ではないか、
という観方をする者がいる。

・アフリカや南米の貧しい後進国に資金を貸与、インフラの整備を名目で請け負う名目で
中国人の労働者を数百人、数千人を送り込んで工事を行う。
この中国人の労働者は、中国では余計者の労働者。
つまり、中国であぶれた失業労働者を海外事業の仕事で救済する<失業対策事業>。
貸し付けた金が焦げ付くと、土地を我が物にし、中国人を住まわせるというものだ。
つまり、植民地化である。

・このように、貧乏国に金を貸し付け、インフラ整備し、
借金が焦げ付いたら土地を取り上げるサラ金のごとき商売である。
請け負った工事には中国で持て余した漢民族の労働者の失業対策事業として
工事を進めるカラクリである。

・一帯一路とは、中国にとっては自国の利益のためのものであり、
後進国地域の発展や繁栄を目的にしたものではなく、
中国による中国のための一帯一路でしかないのは、
中国のこれまでの海外事業の内容を見れば一目瞭然である。

・2035年までに世界制覇の野望を達成すると公言している中国共産党。
なぜ民主化の道を選ばず、一党独裁資本主義の道を突き進むのか。
それは、中国民衆を支配する一党独裁の共産党階級の甘い汁にどっぷりつかった
特権階級の永久存続を希望する者たちの自己防衛の戦略である。



 

「弦」104号(名古屋市) その1 長沼宏之の「誤審」は、高校サッカーの世界を面白く読ませたベテランの味

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月30日(火)09時16分0秒
返信・引用 編集済
  ・長沼宏之「誤審」は、高校のサッカー部の活躍が舞台という珍しいスポーツ小説。
私立作東高校のサッカー部は昨年全国大会でベストエイトまで進んだ強豪校。
今年は昨年のメンバー7人が残っているので、昨年以上の成績が期待されており、
監督の大野は48歳。大学、クラブチームの経験者だが現役時代は地味な存在だった。
引退後、指導者を目指し、jリーグのコーチも経験、
その手腕を買われて8年前に作東高校から声がかかった。

もちろん、優勝請負人としての期待をかけられての着任であるから、
それ相応の結果を出さねばならない立場。それで、
重圧を感じながら選手たちを鍛えていた。
ところが、春の新人戦では2回戦敗退、インターハイ県予選でも
準決勝敗退となり、OBや市民の期待に応えられなかった。

だが、大野はこうした苦境の乗り切り方を心得ていて、
選手らに平常心で戦うように指導、過酷な練習メニューをこなし
全国大会一本にしぼって選手たちを鍛えていた。

満を持して臨んだ県大会では危なげなく勝ち進み、
ついに決勝戦を迎えた。勝てば全国大会。キックオフを告げる主審。
そして・・・。臨場感あふれる試合の模様、延長線に入った・・・。

このような緊迫した内容なのだが、ベテラン作家らしく
盛り上げるところは心得た書き方で、面白く読んだ。

 

米国と中国の覇権争いは熾烈 その3 安倍総理の中国訪問はプラスかマイナスか  日本の独自外交に米国は面白くないか

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月29日(月)08時56分42秒
返信・引用 編集済
  ・胡錦涛政権時代の中国はそうでもなかったのに、
習近平政権になってからの中国共産党は中央集権を強め、
漢民族以外の周辺自自区の異民族の同化政策を推し進めている。

貧富の差が広がり、自治区の少数民族の反発が強まるにつれ、
同化政策を強制的に進める中国共産党。

しかも、地方政府の賄賂政治体質、開発優先の土地の強制立ち退き
などによる不満の高まり。
こうなると、強制収容による再教育を必要とすることになる。
ウイグル地区の人口2300万人のうち、
イスラム教を信奉するウイグル族は1300万人。
大がかりな強制収容所が建設され、職業訓練所の名目で
数百万人が精神の再教育をほどこされているという。

教育はウイグル語を禁じて中国語が適用される同化政策だ。
まるで戦前の帝国主義の植民地支配さながらの扱いだ。
朝晩、中国共産党への忠誠を唱和する歌を歌わされる映像が
ネットにアップされているのを見ると、その徹底ぶりが分かる。
漢民族による中国共産党による異民族同化政策の凄まじさ

トランプ米大統領が中国に仕掛けた貿易戦争の真の狙いは、
中国共産党の崩壊による中国の民主化。
これを主導するのは米国の対中強硬派のジョン・ボルトン、
ピーター・ナバロ、テイト・ハウザーなどの中国嫌いの大物たち。

巨大化する一党独裁国家の民主化を見据えた布石。
だが、今すぐには実現しそうにはない。
となれば、中国に経済戦争を仕掛けて弱体化させようという作戦か。

そんなときに安倍晋三総理は経済人数百人を伴って中国を訪問した。
日本居人民決済銀行の窓口を設け、人民元が窮地に陥ったなら
日本が直ちに救済する手を打つスワップ協定を結ぶことに同意した。
海上のいざこざが起きたら日中首脳が連絡しあうホットラインを設けることにした。
日中の青年交流の枠拡大、ビザ緩和を約束し合った。

しかし、南シナ海、尖閣島問題、歴史認識には触れていない。

数百人の経済人を引き連れて五百件の経済的協力を取り付けた安倍晋三総理。
だが、中国に体よく利用されるだけではないか、と危惧する声も国内にはある。

  ・協調を見据へて公正な貿易を望む日中首脳の思惑   石塚 邦男


   
 

「私人」96号(東京都)その1 根場至「啄木のDNA」不和のまま死に別れた父への哀愁を描いた秀作、 人間愛の抒情は、みやがわ芽生「桜子の恋」

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月29日(月)04時43分50秒
返信・引用 編集済
  ・根場至「啄木のDNA」は、この作家が初めて持ち味を発揮して描いた
純文学的工夫の作品であろうか。資質はあったが企業の内幕物的主題に囚われ、
文学の本質からやや外れたものに目をむけていて持ち味を発揮できずにいた。
ところが、今回の作品は、文学的主題、描写を身に着けた
初めての作品であろうか。意識したかどうかは知らないが、
純文学的色合いに期せずして染められ成功した作品。

もちろん、細部には問題ある表現、稚拙な描写もあるが、
大筋で純文学的色合いに仕上げられ成功しているように読めるのである。

風呂上がりに<私>は洗面台の向こうを覗くとこちらを見ている男が居る。
ぎょっとなって凝視すると亡くなった父の姿だ。
もちろん、その姿をわが身の姿なのだが、父と瓜二つの自分の姿を
鏡の中に確認して父とのことを回想する・・という話なのだが、
父の残してくれた富士山の山小屋で偶然発見した古びた啄木歌集。

その歌集に鉛筆で丸印のついた歌があることに気づく。
この山小屋の風情、登山に生きがいを見出していく老年の私の悲哀。
それが純文学的構成と細やかな描写で、優れた作品に仕上がっていた。

場面場面が細やかに不気味に力の入った純文学的描写でつづられ
迫力があるし読ませる箇所がある。

その父とは不和のまま死に別れていた私であったが、
その痛みと父と自分のDNAを確認するため、
啄木歌集を読んで、父の記した丸印と自分が感動した作品との比較をして、
父との距離を確認する<私>という構成は、純文学的色彩を
作品に色付ける巧みな暗喩として大いに生きていた。

ただし、題名に一工夫ほしかった。これでは随筆のタイトルであろう。
「啄木のDNA」では内容に付きすぎである。

・みやがわ芽生「桜子の恋」は、美大を卒業して中学校の美術講師をしながら
絵を描いている主人公の僕は、クリスマス会でちぐはぐな化粧、服装をした
桜子に会い、映画を観たり食事をしたりするうち、親密になり
結婚するという青春抒情小説的雰囲気で前半が進む。

後半、女の子が生まれ二歳になったとき、桜子は再び妊娠したのだが、
同時に子宮がんが発見される。子宮全摘出後、闘病生活をしながら
親子三人の心細い生活が続き、桜子は帰らぬ人になってしまう・・
という話なのだが、よくある可哀想な一家の物語だとしても、
最後まで読めるのは、作者の人間愛の情感が行間にあって、読者に伝わるからだろう。





 

「海峡派」143号(北九州市)その1 田中明子「1輪の花」良くある中年夫婦の話ながら軽妙に読ませる

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月29日(月)03時19分31秒
返信・引用 編集済
  ・高校生のとき好きになり結婚して二人暮らしの洋介と麗子は45歳。
洋介は脳梗塞を患ったあと男の機能が果たせなくなっている。
洋介の悩みは妻の麗子が家出の癖があること。
一人娘で育ったせいか我儘なのか、気分屋なのか。
気に入らないことがあると直ぐに家出する妻には半ば慣れっこにはなっている。

それに家出してもまた何気ない風に戻って来て
鼻歌交じりに家事をしているありさまなので、
家出してもまたか、とあまり取り合わない洋介だったが、
今回は家出して日が経つので少し心配だ。
そもそも、少ない給料なのに酒を飲む習慣の洋介。
麗子の両親は小金を残して早死にしてしまい、
麗子はその遺産を取り崩して家計の足しにしてるようで、
夫として妻にあまり文句を言える身ではない。

長い家出と思っていたらハワイに居る娘のところに行っていた。
人騒がせな・・と思っていたら離婚届に判を押して送って来た。
追っかけ娘から電話があり「お父さん、お母さんは本気でないのだから、
お父さんも本気だと思ってはだめよ」と言う。


中年夫婦の心の細波を夫の洋介の視点から描いた軽妙な作品は
良くある話しながら読ませる作者である。
男の妻に対する優しさと苛立ちがある程度書けているところがいい。
なかなかの女流の筆筋である。
脇役の味のある男の存在も構成的に成功している。

・西村宣敏「風が止む時」は、都市銀行入行六年の二十七歳になった独身徹の
銀行内の仕事ぶりと青春期の結婚相手選び、言わば企業小説に恋愛を
からませた内容。詳しい銀行の仕事内容に加え、
上司の進める見合いをやんわり断り、自分の選んだ女性に誠意を尽くす
若い行員の心意気である。融資先の窮地を救う地味な努力など
銀行はこうあってほしいと、読者は頷くだろう。

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米国と中国の覇権争いは熾烈 その2 日中首脳会談の内幕が気になる 

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月26日(金)21時48分52秒
返信・引用 編集済
  ・中国は、政治的には共産主義システムの独裁体制を堅持しながら、
経済システムは資本主義を選択するという特異な国体を選び、
当初、この<資本主義>を選択することによって、
人民の勤労意欲を刺激、経済の循環は急速に回転、
急成長を遂げていった。


ところが、資本主義のシステムは機能したが、
経済活動のモラルは一向に身につかず、
商取引には賄賂の高で左右される悪しき習慣が
相変わらず横行し、中央政府から地方の役人まで
汚れた金に犯され
庶民の生活はなおざりになる汚職国家の様相を呈してゆく。


鉄が売れると聞けば、鍛冶屋規模の零細企業が乱立、
鉄は余りに余って共産主義の計画経済は大きく破綻してしまう。


土地の私有財産化は禁止したのはいいが、
商取引の担保物件はなおざりになり、
「富める者から先に行き、遅れた者を引き上げよ」と
掛け声は良かったが、富裕階層と貧困階層の格差はひらくばかり。
こうして共産主義的実験国家の中国は多くの矛盾を抱えながら、
紆余曲折しつつ軌道修正しつつ矛盾を抱え
表面的には高度成長の実を上げて行った。


地方と都市の経済格差が顕著になると、仕事を求めて多数の民衆が
地方から都市になだれ込んでくる。
そこで、地方から都市への移住を厳しく制限、
居住地区は政府の指導によって強制左右されることになる。

そして、奇怪至極でいびつな資本主義的共産党独裁の大国が出現してしまった。
これがいつまで続くのか。




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最近の同人雑誌 ボランティアなので、大変

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月26日(金)09時13分21秒
返信・引用 編集済
  「詩と真実」は月刊なので毎号送って来ますが、長もので良い力作一本はあるので楽しみ。

「海峡派」「遠近」「じゅん文学」「私人」などは季刊で、まめに送って来ますが、編集は大変でしょうね。主宰者のご努力に頭が下がります。

北九州の「海」、東京の「群系」、北海道の「札幌文学」「山音」などは年間2回発刊ですが、編集、合評、その外の行事、他誌との交流などのお付き合いなどこなす編集部は、年間多忙な毎日を過ごしていることでしょう。

北海道では各地区で、公費による市民文芸、町民文芸が年間1回発刊され、地区の文化振興に寄与して来ましたが、これの編集作業はお付き合いとはいえ、ジャンルが違う者との交流なので、心理的な負担があり大変でしょう。

文化活動はボランティアなので、大変です。

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十月二十二日は中原中也忌だったが「悔しい男」だった・・有名な三角関係

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月25日(木)03時10分7秒
返信・引用 編集済
  1937年10月22日は夭折の詩人・中原中也忌である。
中原中也(1907年ー1937年)は、立命館中学に在学中に、
女優の長谷川泰子(1904年ー1993年)と知り合い
同棲して詩を書くませた少年であった。
中也は詩人となるべく泰子を連れて上京、
やがて東京の文学青年の中に身を投じ、
東大生の小林秀雄(1902年ー1983年)と知り合いになる。

中原中也は小林よりも5歳年上であったが、田舎者だ。
小林は口もうまい都会人。泰子は小林に魅かれる。
どちらが口説いたかは定かではないが、
泰子と小林はただならぬ関係になり、
泰子をめぐり中也と小林は三角関係になる。

結局、形の上では小林が中也から泰子を奪った形になってしまった。
中也は30歳で夭折し、小林も泰子の嫉妬深さを持て余して逃げ出してしまい、
結局はこの三角関係は終焉する。
小林秀雄は、中也に後ろめたいものを感じていたのだろう、
中也の死後、彼の詩集を出版する中心人物になる。

中也は亡くなるまで、この三角関係については、
いっさい書き残していない。
小林秀雄は昭和24年、「悔しい男」と題して、
中原中也の思い出を「中也との関係は悪縁だった」と回想する一文を書いている。

小林秀雄は、一流文芸評論家として名を成したが、
生涯中原中也の作品を持ち上げて紹介したのも、
中也から女を奪った後ろめたさの贖罪意識が働いていたためだろう。

中原中也が死後に、詩人として実力以上に有名になったのは、
小林秀雄の後押しと推奨があったからである。

長谷川泰子は1974年講談社から
「ゆきてかへらぬー中原中也との愛」と題する本を出版した。
彼女は広島の英和女学校(現在の広島女学院)を出て,
マキノ映画、松竹キネマなどの大部屋女優。

泰子は、中也や小林秀雄らとのごたごたのあと、
実業家と結婚、戦後この主人と離婚して独身生活、
老人ホームで亡くなっているが、
中原中也フアンから、中也を捨てた女として命を狙われたり、
中也との事の次第の出版を誘われたりして
大いに迷惑をこうむったようである。

  ・有名な詩人と付き合ひ世を騒がし悪女と言はれし女の一生 石塚 邦男
 

米国と中国の覇権争いは熾烈 その1 日中首脳会談の内幕が気になる

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月24日(水)11時17分54秒
返信・引用 編集済
  ・文芸とは関係ないが、貿易戦争、経済戦争に名を借りた米国と中国の
覇権争いは熾烈を極めてきた。世界一の強国を自認する米国は、
中国の経済的、軍事的追い上げに危機感を募らせ、
ついに貿易戦争に名を借りて追尾する中国と全面戦争に踏み切ったのか。

中国は共産主義の政治体制を維持しながら、
資本主義の経済体制を持ち込んで
米国の国力に迫り、やがて追い越そうと野望を抱きそれを国家目的にして
公表してはばからない。
これがこのところ米国の経済人,政治家の癇に障っていた。

中国の世界戦略に危機感を募らせた米国は、上は議会から経済人まで
この辺で何とかしなくては
米国は遠からず中国の後塵をはいすることになる。
今のうちに中国を叩いておかなくてはならないと
本気に思い始めた。

ではどうするか。
まず経済的に封じ込めを計り
中国の政治的、経済的世界戦略を潰しにかかる決断に踏み切ったようだ。

米国はトランプ大統領という良くも悪くも個性的な人物を先頭に、
政治、経済、軍事の陣容を総動員し、世界一に成り替わろうとする中国の野望を
封じ込めようと行動を起こしている。

米中のガチンコ対決は今や四つに組んで、この先どうなるか、さて、
世界中は固唾をのんで見守っている。

米国人を怒らせたのは、中国共産党指導部がキリスト教を始めとする
宗教の弾圧をしている報を知ってからだ。
中国共産党指導部は虎の尾を踏んでしまったのだ。

中国は漢民族優先の施策を国土外縁に拡大し、
ウィグル、チベット、外蒙古地区の異民族を地区の重要ポストから排斥、
地区の宗教を弾圧、抵抗する者を拘束、投獄する暴挙を
臆面もなく実行する漢民族の地方政府、役人。

中央アジアに近い地区は、イスラム教徒、キリスト教徒、原始仏教などを信奉する
少数民族。しかし、そうそう漢民族支配を黙って見ているわけはない。
伝統的な昔ながらの生活習慣に根ざした宗教的生活を
すぐには捨てきれない。当然いざこざが起きる。
漢民族支配に反感を持つ地元民族は陰に日向に抵抗する。
中でもイスラム過激集団の跋扈が中国国内で目立ち始め、
さらに、キリスト教、原始仏教信奉集団が、
民族運動と結びついて組織的な抵抗運動を始めた。

中国の地方政府はこれを弾圧し、中国共産党に従えと強要して
弾圧を強化しているが、民族運動と連動しているため
弾圧の効果はなかなか実を挙げない。

中国中央政府は、国内のいざこざを国外に伝わらぬよう
報道規制を強めているが、広大な国土の中国では
どこからか民族弾圧の報が漏れていく。

大体が、地方の民族の言語から文化まで中国風に統一しようとする
こと自体、昔ながらの帝国主義的な植民地政策で時代にあわないもの。
民族の独自文化を根こそぎ破壊し、漢民族風の教育の徹底施策、
教会の破壊、民族の祭事の禁止、民族の言語を否定して
中国語教育を押し付けるなど、時代錯誤もいいとこだ。

当然民族運動が起きる。
抵抗する地元。こうなると弾圧とならざるを得ない。
ウイグル、チベット、外蒙古地区で数十万人が投獄されている実情が
次第に明らかになりだした。

一帯一路を強引に進める習近平政権は、世界各地で悶着を起こしている。
開発援助を口実に後進国に元資金を貸付け、
返金が滞ると不動産を差し押さえ、
他国の土地を中国のものにするというサラ金まがいの暴挙を実行している現実。

こういうことが明るみになるにつれ、
中国に対する不信感は世界に蔓延しはじめているのは承知のこと。
米国は、中国の一党独裁の共産党的資本主義、共産党的植民地主義を
長く黙認してきた。

特にオバマ民主党政権時代は、南沙諸島の島々に
中国が人工基地を造リ始めても黙認してきたのも
いずれ中国は民主化の道を歩むだろうと楽観視していたためだが、
今や、宇宙産業からハイテク工学まで、米国の水準に肉薄している中国。

世界一の米国の地位もこのままでは危ういと、
米国はようやく危機感を抱き、今のうちに中国共産党独裁システムを
解体しなくてはと本気で考え始めたということだ。

さて、では日本はどのように振る舞えば良いのか。
安倍総理の中国訪問、日米の首脳会談の内容に注目である。


  ・両雄は並びたたず米国は中華思想を潰しにかかれり  石塚 邦男


 

草原克芳の小川榮太郎批判、分析論調の的確さ

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月22日(月)03時54分5秒
返信・引用 編集済
   「群系」掲示板で草原克芳が、注目の小川榮太郎の著作にふれてシニックにして皮肉な読みを披露していたが、これが実に正鵠を射る論調で、本格評論を書く側から分析する心理的解析が愉快であった。

 普通の単純な読者ならコロリ騙され、小川のレトリックに心酔してしまう論調の仕掛けを見事暴いてみせた手腕は痛快であった。(^-^)

 本格評論を長く書いていると、評論の仕掛けの手の内がありあり見えるもので、普通の評論を書いている者には見えない構成の仕掛けがあからさまに見えるもの。小説でも詩、短歌、俳句でも実作者でなくては見えない作品批評というものがあるのである。草原の小川榮太郎論は、手厳しくも本質を突いた見事なものであった。(^-^)v

 これについては、時間が出来たら詳しく述べてみたい。

http://6928.teacup.com/377612377612/bbs

 

石川啄木論、旭川の短歌誌「ときわ短歌」に連載中だが・・

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月19日(金)14時10分17秒
返信・引用
  旭川の短歌誌「ときわ短歌」に隔月で「石川啄木論」を連載中だが、
一回原稿用紙7枚でこの12月号で連載8回目となる。
ようやく、啄木が盛岡中学卒業直前、退学するまでの話を書き終えたばかり。
この8回で50枚ちょっとになったわけだが、
この分では完成まで数年かかりそう。
 

荻野さんへ・・「天満」の作品は

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月14日(日)15時08分51秒
返信・引用 編集済
  荻野さん、天満の作品、扉の向こう岸の扉、
神社のなかの神社・・このイメージは、
ロシアのマトリュシカの多層世界のようにな
シュールな小説世界を構築する新しい方法の開示を示唆するもので面白いもの。
ここを深堀りしたイメージ小説を展開したいものです。

http://6928.teacup.com/377612377612/bbs

 

有森さんお久しぶりです

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月14日(日)01時37分42秒
返信・引用
  有森さんお久しぶりでした。
活発な同人雑誌活動に敬意を表します。
皆様の刺激的な作品期待しています。
皆様によろしくお伝えください。

http://6928.teacup.com/377612377612/bbs

 

感謝しております

 投稿者:有森信二  投稿日:2018年10月13日(土)22時47分55秒
返信・引用 編集済
  根保様が、10月12日の「文芸掲示板」に、同人誌の批評をすることでの説明というか、なぜ批評を行っているのかという「意味」について説明をされていますが、普段から、作者のために忌憚のない意見を出してくださっています。
作者としては、作品の位置付けがどうあるのか、どうすればいいのだろうか、という貴重な意見として読ませていただいています。ありがたいことです。
殊に、北海道地震の最中でありながらの、数々のご労苦に、感謝いたします。
(文芸掲示板)
https://6909.teacup.com/nebo/bbs
 

根保さんへ

 投稿者:荻野央  投稿日:2018年10月12日(金)10時41分24秒
返信・引用
  拙作「天満」への好意ある御講評、ありがとうございました。大阪市のど真ん中、北区・天満界隈の、言わば「街の案内」めいた小説を書こうと思いました。

(いつになるか分かりませんが)続けて「日本一長い商店街」、天神橋筋商店街の話を書こうかなと考えています。東京の戸越銀座の長さに匹敵するのだそうですヨ。

これからもよろしくお願いいたします。
 

「風の道」9号(東京都) その3 荻野央「天満」はシュールな怪奇体験的作りが成功  地味だが味のある私小説風の作品は吉田滋「網を外すはなし」

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月12日(金)02時33分4秒
返信・引用 編集済
   日が経ってしまったが、気になる作品の感想を記さずにきたので、
ここで時間ができたので触れておきたい。

・荻野央「天満」は、主人公の<わたし>が56歳になって、大阪に単身赴任するが、
管理部長の肩書は名のみで仕事はなく机に向かって座っているのが仕事だった。
地方転勤が嫌なら辞めてもいいぞ、という会社側の意向のようだが、
息子二人はまだ大学生で、辛抱するしかない・・・というような立場での赴任。
マンションと駅との間に大阪天満宮がある。
ある日、帰宅途上に天満宮近くのスーパー横に扉があるので買い物袋を下げて中へ入ると
狭いスタンドバーであった。ビールを注文して文庫本を読みだした。
少し酔ってきてふと見ると、奥の壁にまたドアがある。
そこを開けたら違った世界にでも行けるのか・・など思いながら外へ出る。
天満宮に入って行くと神社がある。神社の中に神社か・・と思いながら・・
すると、老いた宮司がいて・・・という話なのだが、
翌日、祭りの人ごみで大柄な宮司に会ったので、昨日の老人宮司のことを尋ねると
「そんな宮司はいない」と言われ、では昨日の老いた宮司は何者だったのだ、と
キツネにつままれたような気がする・・という話なのだが、
この短編、シュールな物の怪に逢ったような話はニヒルな色合いで、
作者の詩人的持ち味が出ていた。小品ながら忘れられない作品。

・吉田滋「網を外すはなし」は、私小説的構成の短編。
行きつけの喫茶店が休みなので、
仕方なくうらぶれた感じの旧い喫茶店に入った主人公は、
きたない店内に辟易しながら、ビールを頼む。
そして、ぶっきらぼうなマスターと含蓄ある話を交わす・・という話。
何気ない話ながら、帰りに酔ってベンチにごろ寝してしまう年配の主人公の
味のある言動が浮き彫りになっていて、この作品も心に残ったものである。


 ・ドアの向かふ何があるのかこの世にも異次元はある不思議な出合ひ 石塚 邦男
 

「じゅん文学」96号(名古屋市) その1 微妙で難しい人間関係に挑戦する意欲作は、新鋭の二人堀田明日香「短い夜、弐番目に陥る」、猿渡由美子「奈辺」の二作 

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月10日(水)23時53分12秒
返信・引用 編集済
  この同人誌は名古屋を拠点とする実力同人誌である。年四回の季刊発刊を継続、
多くの新鋭作家を育ててきた編集者戸田鎮子主宰の手腕は大きい。
同人誌費年12000円、掲載費ページ500円(原稿用紙3枚)という安さも
若い世代の書き手には魅力だろう。
 また、年間一回「じゅん文学賞」を設定してよい作品を奨励しているのも
書き手の励みになっているようだ。

・堀田明日香「短い夜、弐番地」は、大学生の女性<私>が主人公で、
その視点から物語が展開する構成であるが、
初めて会ったカメラマンの惇にためらいもなくモデルにになっていた私は
惇に恋人がいると知って男と女の関係になる奔放、無邪気な現代娘だ。
現代的に割り切っている女の子の個性的な日常に焦点を当てたところが新鮮だ。
すでに、注目の女流として馴染みの作者だが、
新しい文体と新しい人物造形を目指す意欲的な冒険姿勢が伝わる作品である。

・猿渡由美子「奈辺」は、結婚して五年、出産を考えている悦子が主人公。
悦子は隣町の歯科医院の衛生士として勤めている。
夫の航耀はある日突然別れてくれと言い出した。悦子は一瞬ぽかんとしてしまう。
家を出た夫は友だちのところに泊まるようになる。
そのような夫婦の曲折微妙な心理小説なのだが、
ベテラン作家に成長したこの作者も
かなり難しい課題に挑戦している姿勢が見えて応援したくなるのである。


 ・この世には見る者がゐて見られる者またゐて鏡の比喩生まれたり  石塚 邦男

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ソ連の軍事介入直前のチェコの国民的指揮者アンチェルの「わが祖国」の演奏を聴く

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月10日(水)12時17分11秒
返信・引用 編集済
  冷戦時代、チェコフィルの国民的指揮者アンチェルが、
ソ連がチェコの自由化を嫌い何百台の戦車を投入、
軍事介入してチェコの自由化運動を弾圧しようとしたとき、
アンチェルはチェコフィルの指揮をとり
スメタナの「わが祖国」を演奏、
チェコ国民を励ましたときの伝説の演奏を
久しぶりに聴き、胸が熱くなりました。

白黒画面のyoutubuですが、音はしっかりしたものです。

いつものことですが、どういうわけか、スメタナの「わが祖国」を聴くと
自然に涙が出てくる私です。音楽の力でしょうか・・・。

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「クラルテ」9号(調布市) 谷本諭「孤独な男ー駿府町奉行事件控え」の巧みな筆筋、宮波そら「名を記す」の細やかな描写

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月10日(水)01時54分20秒
返信・引用 編集済
  ・森史明「セレナーデ」完結編は、前号に続く話であるが
少々場面の展開がスローすぎる欠点がある。
フリーのライターである主人公の<私>は、
大作曲家に会って取材する改まった場に出るため
シンプルなブレザーを購入しようとある店に行く場面から始まるのだが、
緩慢な進行と会話の多用が小説として興味ある場面を減殺している。
登場人物の会話に出てくるエピソードの部分を巧みに生かせば
小説の体裁は出るだろう。
これを巧く心理小説的に組み立てられたらよかったのに、
冗漫な会話が延々続く弛緩した構成は大きな傷になっている。
3分の1程度に圧縮して、引き締まったものに叩き直したい作品。

・谷本諭「孤独な男ー駿府町奉行所事件控え」は、
江戸時代後期の天明年間、駿府町奉行の仕事範囲、役目など
要領よく前置きした上で人物が動き出すという書き方は、
かなり小説を書き慣れた作者らしい筆運び。
人物の動き、位置関係の描写もそつがなく、
会話も歯切れよく、上下関係も抑えた書きぶりで、注目の作者発見である。

・宮波そら「名を記す」は、巫女を養成する女学院の話という珍しい着眼が気になった、
というのが第一印象である。
珍しい着眼の割には筆筋は普通の運びで、
少女たちの学院物語であるのには、やや落胆したが、
細やかな描写は今後の伸び筋が期待できそう。

・岩崎明日香「宮本百合子ー春のおある冬ーの構想と主題」と題した評論は
短いものだが正鵠を突いている。

・谷本諭「シン・ゴジラ再論」は、以前の力作評論の続編だが、
副題の「民主主義を嗤う似非リアリズムを乗り越えるたまに」とあるように、
映画「シン・ゴジラ」の官邸主導の美化、
民主主義を嗤うかのような映画のレトリック、
ゴジラを迎え撃つ自衛隊の位置付の曖昧さなど鋭い指摘が鮮烈であった。

・金聖淳「一株の大きな樹ー亀の夢」の特別寄稿は韓国作家の貴重なもの。

・小高平男「朝鮮半島の平和、繁栄、統一の道を目指して」は、
朝鮮半島の東学農民の乱を中心にした貴重な論考。


 ・ひたむきに真実を目指す若きらの筆筋愛しき菊花あざやか   石塚 邦男

 

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内山安雄が来苫するというが

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月 5日(金)02時04分21秒
返信・引用 編集済
  いつものメンバーで12日夜一席設け旧交をあたためるはずであったが、生憎どうしても外せないことと重なり、残念ながら出席できなくなりました。またの機会に。お元気で。よろしく。
また、21日にも別の誘いを受けたが、この日も残念ながら先約と重なりました。ついてないとこんなものです。今回は縁がないですね。ま、毎年くるので、またの機会があるでしょう。

http://6928.teacup.com/377612377612/bbs

 

苫小牧市民文芸の作品校正

 投稿者:根保孝栄・石塚邦男  投稿日:2018年10月 2日(火)13時52分1秒
返信・引用
  昔の秘話書きましたが、
かなり微妙なこともあり、
問題になりそうですね。

http://6928.teacup.com/377612377612/bbs

 

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